貧乏は財産。金持ちでない親に感謝する。

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 貧乏な人から金持ちまで、たくさんの人たちのマネー相談を受けて気付いたことがあります。

 貧乏を体験したことのない人たちは、貧乏をものすごく怖がるということです。月7万円で生活したことのある人(コレは私のことです)は、何かの拍子でいまの仕事や収入や貯金がパァになっても、何とか最低限の生活はできるのではないかと考えることができます。

 しかし、年収800万円以上の生活しか知らない人は、年収が50万円でも減ることが怖くて仕方がありません。貯金が数千万円ある人は、貯金が1,000万円以下になったら生きていけないと信じています。新築マンションにしか住んだことのない人は、中古のアパートに住むと考えただけで震えてしまいます。


 収入や貯金が減ることを恐れていては、何にもチャレンジできません。転職もできませんし、引っ越しもできません。株や外貨を買って資産を殖やすなど思いつきもしません。なぜなら、株や外貨には値下がりするリスクがあるからです。

 
 昔から金持ちという人は、知らないうちに「防御」の態勢に入っています。人生、守りに入ってしまってはつまらないですし、20代から老後の年金の心配ばかりしている人たちは(本当にそういう人がいます)、いまから後ずっと、退屈極まりない人生を送ることになります。

 でも、スタートが貧乏なら、少々の失敗は怖くありません。収入が減っても、貯金がゼロになっても、命まではとられることはありませんし、何とか生きていけるという自信を、体験から知っているからです。

 財産を作っていくには「攻め」が大切です。積極的に、上手にリスクをとっていかなくては、金持ちにはなれません。リスクをとってこそ、毎日をワクワク生きることができます。


 いま、貧乏なあなた。あなたにはすばらしい可能性があります。金持ちではない親に感謝してください。