フリーランサーという生き方は厳しいけれど手応え十分

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 フリーランスというのは、組織に所属しないで、一人で個人として仕事を引き受け、その対価として収入を得る生き方です。仕事柄、私のまわりには、フリーランスのカメラマン、ライター、編集者などがたくさんいます。好きなことを仕事にした人たちです。でもそれだけではありません。

 カメラマンもライターも編集者も、出版社などに所属し、「社員」として仕事をすることができます。ですが、社員である以上は、人を撮りたくても「料理」を撮らなければならないこともあるでしょう。ファッションを取材したいのに、健康をテーマに書かなければならないということもあります。単行本を作りたいのに、雑誌を作らされるなんてこともあります。

 そんなの嫌だよ。もっともっと自分のやりたいことを、やりたい方法で追求するんだというのが、フリーランスの人たちです。


 そうはいっても、生活のために理想とは違う仕事を引き受けなければならないこともあります。でも、彼ら、彼女らのまわりには、サラリーマンはいません。清々しくて潔い空気が漂っていて私は好きです。

 フリーランスというのは、よほどその道で成功しないと金持ちにはなれません。経済的には不安定な場合が多くあります。でも、彼らがお金では買えない「豊かさ」を持っているのは事実です。

 フリーランサーには、福利厚生もケガや病気をした時の保障もありません。腕一本の勝負です。でもそういう生き方も私はいいと思います。